【日記】理想の書斎を求めて(その2. まずは本棚)

まずは本棚を整備。

リフォーム計画中に訪れた飛騨高山のフィン・ユール邸にあった本棚(こんな感じ)を元に、書斎のサイズに合わせた設計図を引いて、その通りに作ってもらった。

使い方に少し悩んだものの、現在は下の写真のように使用中。目が届きやすい真ん中の棚を中心に、各棚ごとに大まかなジャンルを設定し、各ジャンルとも5〜10冊程度のみ配架する。目が届きにくい上の方は飾り棚として、下の方は雑多な本をまとめて置いておく。

この程度の冊数でなければ、「何か読みたい」と思った時にぱっと本を選び出すことはできない。何百冊と保管できる大きさであればまた別だろうが、このサイズの本棚であれば、いざという時に本を選べなければ価値がないと判断した。

【日記】理想の書斎を求めて(その1. 理想が分からない)

2016年に、半年かけて自宅をリフォームした。

最初リフォームと言っていたが、ちょうど築20年になっていたこともあり、実質リノベーションと言うべき大改築になった。リビングの間取りを変更し、キッチンとユニットバスを入れ替え、あらゆる壁を漆喰で塗り固める無添加仕様にした。家がとてもおしゃれで明るい空間になったので、結果的には大満足である。

アイアンの手すりなど、自分がデザインした通りに作ってもらった。イメージを絵としてアウトプットするトレーニングを続けてきて良かったと、至るところで実感したリフォームである。

さて、とても苦労したのが、仕事場となる書斎である。

書斎にはこだわりたかった。これこそが自分が仕事をする空間なのだと、胸を張って言える場所にしたかったのである。

さて、これがなかなか難しい。

理想の書斎に必要なものは何だろう?

いい本棚だろうか?
いい椅子だろうか?
いいデスクだろうか?
いいパソコンだろうか?

リフォームをお願いしたのが、腕のいい職人さんのいる工務店だったので、希望さえ言えばその通りに仕上げてくれる。実際、キッチンなどは調理の動線がほぼ決まっているので、一直線でデザインできた。以前使っていたキッチンには不満がいろいろあったので、その不満の元となる問題点をリストアップし、それを解決すれば良かったのである。

だが書斎は難しい。自分はソフトウェア屋さんなので、メインの作業はパソコンをいじるだけである。これまでの環境にとくに不満はなかったので、何も問題点がないし、何も解決しなければ何もデザインが進まない。

さあ困った。

プログラマとして、物書きとして、理想の書斎っていったい何だろう?