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Mac OS Xでの書籍自炊マニュアル

はじめに

Mac OS X と Photoshop の機能を活用して、iPad や Kindle DX で利用するための PDF を作成するマイ手順についてまとめています。

ちなみに Photoshop の手順に関しては、Automator の「ColorSync プロファイルをイメージに適用」アクションやコマンドラインツールなどで代用して自動化できますが、Kindle DX だともうちょっと細かい濃度調整が欲しくなったので、最近は主に Photoshop でやっています。モノによって使い分けてますが。

Automator による画像処理の自動化については、Desire for wealth さんのココとかココとかの記事が参考になるかと。Photoshop の「ファイル」-「自動処理」-「ドロップレットを作成…」で画像処理のドロップレットを作成して、Automator の「Finder 項目を開く」アクションでそれを利用することもできます。

使っている道具

  • 裁断機:プラス断裁機 PK-513L
  • スキャナ:Fujitsu ScanSnap S510

本の裁断について

  • 考え方:本を裁断することによって、iPad や Kindle DX の上でより良い装丁を自分でやってやるんだ、と思うと罪悪感はなくなる(私の場合)。
  • 裁断位置:本の背表紙から、4mm 離れたところを切る。糊が大分残っていたらもう 1mm 分切る。
  • 最初と最後のページの処理:いくつかの本では、最初と最後くらいのページはカバーと糊でくっついているので、それを剥がす。

本のスキャンについて

  • スキャンする対象:カバー、本文のみをスキャンする。それ以外の部分はなるべく無視する。とくに変形外のサイズのカラー挿絵ページなどは諦めるのが吉。
  • 複數の本をスキャンする場合:本の裁断、スキャン、PDF 処理ごとにまとめて処理を行う。
  • ScanSnap の設定:画質:スーパーファイン、カラーモード:カラーにして、継続読み取りはオフにする。オプションの「文字をくっきりします」をオンにする。白黒ページもカラーで読み込む方が綺麗になる。



  • スキャンの進行1:カラー部分とカバー部分をまずスキャンしてしまい、プレビュー.app で1つの PDF にまとめる。白黒部分は、紙の厚さに応じて、50ページずつ、または、100ページずつスキャンしていく。ページ数をカウントしやすいように、この時点では白紙などを取り除かない。
  • スキャンの進行2:スキャンするページがお互いに引っかからないように、スキャナに入れる前にページをずらしておく。それでも引っかかる紙質のものもあるので、そういう時は諦めて1枚ずつ手差しする。



  • スキャンの進行3:50ページ / 100ページごとに読み込んだ PDF をプレビュー.app で確認して、ページ数が合っていることと、大きさが正しいことを確認する。



PDF の処理について

  • Automator の活用1(PDF→複數のイメージ):Mac OS X の Automator で PDF から複數のイメージに変換するドロップレット・アプリケーションを作成する。




  • Photoshop の活用1:真ん中あたりのページ画像を1枚デスクトップにコピーして、その画像が理想的な濃さになるような画像処理を行う Photoshop アクションを作成する(グレースケールモード変換→画像解像度変換(iPad:高さ1024ピクセル、Kindle DX:高さ1150ピクセル)→レベル補正)。画像解像度の変換でぼけ具合が変わるので、レベル補正は最後に行うのが良い。本ごとにインク状態が変わるので、基本的には1冊ごとにアクションを作成する。






  • Photoshop の活用2:白黒ページはすべて同じインクの濃さになっていると仮定して、Photoshop メニューの「ファイル」-「自動処理」-「バッチ…」で、作成したアクションをすべてのページに適用する。



  • Automator の活用2(複數のイメージ→PDF):Mac OS X の Automator で複數のイメージから PDF に変換するドロップレット・アプリケーションを作成する。